知らない都市 distant neighborhood (2/1〜2/8)
私たちが暮らす都市における空間・想像・リアリティの新たな拡張について、それぞれの表現活動を通して発信を続ける作家、伊藤存と中村裕太を紹介します。
伊藤存は、刺繍や彫刻、アニメーションなどの手法を用いて日常の断片を自在に紡ぎだし、都市に潜む様々なレイヤーを浮かび上がらせます。
中村裕太は、近代建築に多様に用いられたタイルという素材を見直し、当時の文脈を辿りながら現代に生きる作家自身の視点で解釈した作品を生みだしています。
彼らの視線は、見慣れたはずの都市空間について見る者の感覚を静かに揺さぶり、私たちを「知らない都市」へといざないます。
※本展は、キュレーションを学ぶ京都精華大学の授業「現代アートプロジェクト演習4」の受講生が企画し、運営するものです。活動の様子、最新の情報はfacebookをご覧ください。
https://www.facebook.com/artpj2014
[開催日]
2015年2月1日(日)〜8日(日)
[時間]
12:00〜19:00 会期中無休 入場無料
*kara-Sショップの営業時間は11:00〜20:00
[会場]
kara-S / つくるビル104A (二会場開催)
・kara-S
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON KARASUMA 3F
Tel.075-352-0844
・つくるビル104A
京都市下京区五条通新町西入西錺屋町25番地 1F
Tel.075-746-6117
[関連イベント]
出品作家によるアーティスト・トーク *詳細は後日facebookに掲載
https://www.facebook.com/artpj2014
日時:2015年2月1日(日) 19:30〜21:00(開場19:00)
会場:kara-S
*2月1日のみトーク会場の準備の為18:00に一旦閉店
※こちらの展示は終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
伊藤存
1971年大阪府生まれ、京都府在住。現代美術作家。京都市立芸術大学美術学部美術科卒業。主な展覧会は「きんじょのはて」(ワタリウム美術館、2003年)、「三つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘」(国立国際美術館、2006年)、「磯部湯画廊/磯部湯活用プロジェクト」(群馬県前橋市、2013年)など。刺繍作品や、アニメーション、小さな立体などを制作し、具体的に見えているもの、当然だと思っていることの多様性を模索している。
中村裕太
1983年東京都生まれ、京都府在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。博士論文「郊外住居工芸論―大正期の浴室にみる白色タイルの受容」。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行なう。最近の展示に「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館、2013年)、「タイルとホコラとツーリズム」(Gallery PARC、2014年)など。
■主催:京都精華大学 現代アートプロジェクト実行委員会
■企画:尾嶋香菜子、高畑紗依、古迫彩貴、脇田眞季
■監修:吉岡恵美子(京都精華大学芸術学部准教授)
■協力:多治見市モザイクタイルミュージアム
■グラフィック・デザイン:豊永政史
■お問い合わせ
shiranaitoshi@yahoo.co.jp
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