映画『RED RED RIVER 2』上映(06/19)
京都出身の映画作家、野上享介さんの最新作、「RED RED RIVER 2」が上映されます。
また上映後、本作の監督である野上享介さんと、歴史学博士である田中希生さんの対談があります。
【概要】
日時 2011年6月19日(日)
開場 13:30
上映 14:00〜
対談 15:00〜
入場料 1300円(当日のみ)
会場 スタジオスペース
■映画『RED RED RIVER 2』(60分)
現実をセリー(系列)として捉えること。
たまご料理はたまご料理のセリーとして、料理の中に必ず黄色があるものとして、
または他の味とは取りかえることの出来ない<この味>がある食べ物としてセリー化すること。
・・・more real than real・・・
現実をよりいっそうの現実として深めてゆくのは、このようにセリー化可能なものとして、
モンタージュというテクノロジーをとらえることでもある。
黄色よりも強い黄色があるということ。赤よりも強い赤があるということ。
・・・個々の現実の輪郭が強ければ、それだけセリー化の強度が増す。
そして、モンタージュという20世紀が発明したコンセプトは、
これら個々の現実を編集可能なものとして見なし、
加工し、再び、世界にかえしてやることでもあった。
このポジティヴ・フィードバックを絶えず発明しなおすこと、
それこそが映画を上映するという行為の歴史
=真意 である。
監督・編集・録音・撮影・コンセプト 野上亨介
(出演)
矢部史郎 shirou YABU
山の手緑 midori YAMANOTE
古谷利裕 toshihiro FURUYA
森桃子 momoko MORI
吉田朱寧 akane YOSHIDA
鈴木礼未 remi SUZUKI
内田美紗子 misako UCHIDA
竹岡寛俊 hirotoshi TAKEOKA
可能涼介 kanou RYOSUKE
■対談『映画と歴史について』
ゲスト:野上享介(映像作家・監督)田中希生(歴史学博士)
【ゲストプロフィール】
・野上享介(ノガミキョースケ)
1969年京都市生まれ。映画作家。『ネッカチーフ』(1997)
『HOTEL CHRONICLES』(2002)他作品多数。
最近の研究対象は音像モンタージュ及び、数理表象理論。
学習会<IMAGON STUDIES>を開催。
前衛映画誌「TRANCINEMA」刊行準備中。東京在住。
・田中希生(タナカキオ)
1976年京都市生まれ。博士(歴史学)。専門は歴史哲学。
現在、奈良女子大学非常勤講師。<人文学の正午 研究会>代表。
著書に『精神の歴史––近代日本における二つの言語論––』(有志舎 2009年)
【LINK】
http://d.hatena.ne.jp/imagon/
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