「京都オパールデザインコンペティション2010展」(4/12〜24)
京都精華大学、京セラ株式会社、越前漆器協同組合は、京セラのオリジナル素材である
京都オパールと越前漆器協同組合の漆芸とを融合させた、日用品や装飾品の
デザインアイディアを募集するコンペティションを、京都精華大学学生を対象に行いました。
産学連携事業としての本コンペティションを通して、世界的な展開も期待されるような
魅力的なデザインを生み出すことを目的に、実施されています。
応募総数2 8 点の中から、最優秀作品1点、
優秀作品3点のデザインが職人の高い技術によって形となり、プロトタイプとして制作されました。
今回の展示では、上記4作品のプロトタイプとデザイン画の展示。
さらに、入選作品6点のデザイン画が展示されます。
3月から京セラ美術館をはじめ3箇所を巡回した今回の展示も、kara-Sギャラリーが最終展示となります。
学生の自由で斬新な発想と、京都オパールの素材としての可能性や加工技術、
そして受け継がれる日本の伝統的な漆芸技法のコラボレーションを、是非ご覧ください。
[開催期間]:4月12日(火)~4月24日(日)
[開催時間]11:00~20:00
[会場]kara-S ギャラリースペース
[主催]京都精華大学・京セラ・越前漆器共同組合・産学協同事業
※ この展示は終了いたしました。
京都オパールとは?
「京都オパール」は、京セラ独自の宝石合成技術によって生まれました。
日本の伝統色をイメージした12色を揃え、多種多様のカットが可能になりました。遊色効果を醸し出すオパール構造の創出は、世界に類はなく、この独特の気品漂う風合いは、成型された樹脂製品では真似ることはできません。現在、京都オパールは、装飾用素材として、様々な異業種分野への採用が進んでいます。
<入賞作品>
【最優秀賞:プロトタイプ作品とデザイン画の展示】
・結呂 yuiro [ネックレス、イヤリング、名刺入れ]
芸術学部 日本画コース4年 小川 実紀
【優秀賞:プロトタイプ作品とデザイン画の展示】
・minamo [コースター]
マンガ学部 カートゥーンコース3年 梨木 美咲
・GEIKO MAIKO [マニキュアボトル]
マンガ学部 ストーリーマンガコース4年 山縣 志穂
・otodama [コードキーパー]
デザイン学部 プロダクトコミュニケーションコース3年 西﨑 真実
【入選:デザイン画の展示】
・音楽の宝石箱~chiaro di luna~[スピーカー]
デザイン学部 プロダクトコミュニケーションコース1年 山中 美貴子
・絵紋掛け [ハンガー]
デザイン学部 建築コース3年 黒越 啓太
・hino [ネクタイピン]
デザイン学部 プロダクトコミュニケーションコース3年 梶浦 翔太
・abyss [ペーパーナイフ]
デザイン学部 プロダクトコミュニケーションコース3年 梶浦 翔太
・ゆらり [モビール]
芸術学部 映像コース1年 井上 めぐみ
・金平糖 [ボタン]
芸術学部 日本画コース1年 竹中 友美
1968年に、「自由自治」を教育理念とし短期大学として開学。
1979年に4年制大学として美術学部を開設、2006年には日本で初めてマンガ学部を
設立するなど、表現の大学として先進的に歩んできました。
現在は、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部、人文学部の4学部、
約4千人の学生が、自由で自然豊かな環境のなか世界に向けて発信する
表現を追究しています。
京セラグループはファインセラミックスの素材から部品、デバイス、機器、
さらにはサービスやネットワーク事業まで、多岐にわたる事業を
グローバルに展開しています。
世界中に200社以上のグループ会社と、約6万人の従業員を擁し、
売上1兆円を超えるグローバルカンパニーです。
常に様々な産業市場の最先端で、高い技術力で創造的な製品を
生みだし、社会に貢献しています。
越前漆器は1500年の歴史と伝統ある漆器の技術を伝承するとともに、
時代のニーズにあった商品開発を行なっています。
旅館・レストランなどの外食産業で使われる業務用漆器生産額の
全国シェア8割を越前漆器が占めており、越前漆器協同組合は
産地のまとめ役として、各種事業を推進し産地業界発展の一翼を担っています。
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