『クレイ・ウィスパーズ/キルン・ウィスパーズ』(9/28~10/4)
新型コロナウイルス感染症の影響で、学内の表現活動が困難になりつつある今、卒業制作を控えた4回生が、今一度自らの表現に立ち返ることを目的とした有志での展示発表を行います。
[期間]2020年9月28日(月)〜10月4日(日)
[時間]11:00〜19:00 (初日16時から、最終日17:00まで)短縮営業のため
[場所] kara-Sギャラリー
※こちらの展示は終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
陶芸の作品制作においてもっとも特徴的なのは、粘土を作家の手で歪め成形する「クレイ」ワークと、高温の窯のなかで温度からの干渉を受ける「キルン」ワーク、その両方が行われるということです。作家の意図と素材との間で、また、素材と温度との間で、作品は、乾燥、蒸発、収縮、歪み、剥がれ、変色、にじみなど、多くの現象を行き来します。
作家自身の歴史やアイデアを手を通して「クレイ」に伝え、「クレイ」はそれを背負って「キルン」へと向かい、新たな伝言を携えて戻る。その繰り返しから生まれた一つの作品は、作家による作品であながらも、作家から始まり素材と温度を経由した、伝言ゲームでもあるのです。
今、陶芸による表現を選んだ4名から出発した伝言がひそやかにささやきかける本展示へ、ぜひご来場ください。
作品展示/武内もも 中島智靖 新見世奈 横山充
空間設計/横山充
企画/武内もも
助成/京都府文化活動継続支援補助金
※感染症拡大防止のため、ご来場の際はマスクを着用していただくよう、ご協力をお願いいたします。
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